この記事ではpythonを使う上でも基本的な文法の基本的な型につて解説していきます。
この記事で学べる事
- 数値
- 文字列
- 真偽値
- 型の変更方法
基本的な型とは
型とは、値の種類ことです。
この記事では基本的な型である数値・文字列・真偽値について解説していきます。

数値
まず初めに数値について解説して行きます。
pythonの数値は、整数と浮動小数点数の2つがあります。
整数は123のように小数点がない数字を言い、浮動小数点数は1.23のように小数点がある数字のことを言います。
※789.0などの場合でも小数点があるので浮動小数点数になります。
pythonにおける数値型は整数型がint、浮動小数点数型がfloatと書きます。
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文字列
文字列とは文字を並べた値のことを言います。
文字列は、文字列型といいます。
pythonにおける文字列型はstrと書きます。
文字列を書くときは、‘(シングルクォート)もしくは“(ダブルクォート)で囲って書きます。
#文字列の使い方(シングルクォート)
>>>print('python') ←【シングルクォート】
#表示結果
'python'
#文字列の使い方(ダブルクォート)
>>>print("python") ←【ダブルクォート】
#表示結果
'python'
シングルクォートとダブルクォートはどちらを使っても問題はありません。
真偽値
真偽値とは比較演算子を使い、真と偽の2種類の値だけを取る型です。
真は【はい・Yes・条件の成立】などを表す値でpythonではTrue(トゥルー)と表示されます。
偽は【いいえ・No・条件の不成立】などを表す値でpythonではFalse(ファルスまたはフォールス)と表示されます。
比較演算子の一覧表
覚えて置けば便利な比較演算子の一覧表を書いてみます。
#比較演算子
・演算子 ・使い方 ・Trueになる条件
↓ ↓ ↓
== A == B AがBに等しい時
!= A != B AがBに等しくない時
< A < B AがBよりも小さい時
> A > B AがBよりも大きいとき
<= A <= B AがB以下の時(Bより小さいか等しい時)
>= A >= B AがB以上の時(Bより大きいか等しい時)
比較演算子は全て覚える必要はありませんが個人的に赤いマーカの演算子は覚えて置いたほうがいいと思います。
型を変更する方法
型を変更するには組み込み関数のint・float・str・boolを使い変更します。
ここでは組み込み関数を一つずつ解説して行きます。
int関数
ここではint関数の使い方について解説して行きます。
int関数は式の値を整数に変更することが出来ます。
#int関数の使い方
>>>print(int(式))
試しに浮動小数点数の1.2・-1.2と文字列の’12’を整数に変更してみます。
#int関数①
>>> print(int(1.2))
#表示結果
1 ←【整数に変更される】
#int関数②
>>> print(int(-1.2))
#表示結果
-1 ←【整数に変更される】
#int関数③
>>> print(int('12'))
#表示結果
12 ←【整数に変更される】
このように浮動小数点数と文字列を整数に変更できました。
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float関数
次はfloat関数について解説します。
#float関数の使い方
>>>print(float(式))
次に整数の123と文字列の’123’を浮動小数点数に変更してみます。
#float関数①
>>> float(123)
#表示結果
123.0 ←【浮動小数点数に変更される】
#float関数②
>>>float('123')
#表示結果
123.0 ←【浮動小数点数に変更される】
どちらも浮動小数点数に変更できました。
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str関数
次はstr関数について解説します。
#str関数の使い方
>>>print(str(式))
次に数値の123と123.0と真偽値のTrueを文字列に変更してみます。
#str関数①
>>> str(123)
#表示結果
'123' ←【文字列に変更される】
#str関数②
>>> str(123.0)
#表示結果
'123.0' ←【文字列に変更される】
#str関数③
>>> str(True)
#表示結果
'True' ←【文字列に変更される】
全て変更できました。
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bool関数
bool関数は式の値を真偽値に変更できます。
#bool関数の使い方
>>>print(bool(式))
結果がFalseになるのは整数・浮動小数点数が0の場合で文字列は空文字列(何もない)場合です。
その他の結果は、Trueになります。
試しに整数の123と浮動小数点数の1.23と文字列の’abc’を真偽値に変更します。
結果がTrueの時
初めに結果がTrueのときの例題を書いてみます。
#結果がTrue①
>>>print(bool(123))
#表示結果
True ←【値がある場合はTrueになる】
#結果がTrue②
>>>print(bool(1.23))
#表示結果
True ←【値がある場合はTrueになる】
#結果がTrue③
>>>print(bool('abc'))
#表示結果
True ←【値がある場合はTrueになる】
このように値がある場合の真偽値はTrueになります。
結果がfalseの時
次に結果がFalseの時の例題を書いてみます。
#結果がFalse①
>>>print(bool(0))
#表示結果
False ←【値がない場合はFalseになる】
#結果がFalse②
>>>print(bool(0.0))
#表示結果
False ←【値がない場合はFalseになる】
#結果がFalse③
>>>print(bool(''))
#表示結果
False ←【値がない場合はFalseになる】
このように値がない場合は真偽値がFalseになります。
まとめ
この記事ではpythonの基本的な型について解説しました。
基本的な型の数値・文字列・真偽値はpythonではよく使うのでしっかり覚えておくといいと思います。
ほかにも基本となる文法はあるのでそちらも今後、解説していこうと思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。